◆11月18日

慶応3年の11月18日（1867年12月13日）は油小路の変が起こった日です。
御陵衛士の伊東甲子太郎さん、藤堂平助さん、服部武雄さん、毛内有之助さんが命を落としました。

新選組が主役の書物やドラマでは結構悪く書かれている御陵衛士ですが、実際はそうじゃないんです！
私は藤堂平助さんが好きで御陵衛士について調べ始めたのですが、知れば知るほどいい人だってことが分かります！
興味を持った人は是非調べてみてくださいね～♪

御陵衛士の盟主だった伊東甲子太郎さんは、神道無念流剣術と北辰一刀流剣術を学び、北辰一刀流剣術伊東道場では師匠に見込まれ道場主を継ぐほどの力量でした。
また学問においては新選組時代に文学師範を務めていて、これほどまでに文武両道だったにもかかわらず決して偉ぶらない人格者だったそうです。

そんな伊東さんが暗殺されたと知ったとき、衛士達は相当ショックを受けたことでしょう。
それと同時に伊東さん達を新選組に勧誘した藤堂さんは、かなりの責任を感じたと思います。
彼は「伊東の左右の手」と言われるくらいだったのですから…。

藤堂さんは他の衛士達と共に伊東さんを迎えに油小路に駆けつけましたが、そこで待ち伏せていた新選組に討たれて最期を迎えました。
24歳（数え年）という若さで…。
毛内さんや服部さんも激戦の後、力尽きました。

でも最期、大切な人のために散ることができたのは幸せなことだったのではないかと思います。

決して「死」自体が幸せなことだというのではありません。

ただ、後世に伝えられても恥ずかしくない益荒男らしく堂々とした最期を迎えられたのは武士としてとても名誉なことだと思うのです。

そんな彼らの活躍を少しでも、より多くの人に知っていただければ幸いです。


続きに昔書いた詩を載せました。興味のある方は見てみてください。
…ノークレームでお願いします～（汗）

藤堂平助 命日 ～贈る詩～


╋私にとって特別な日╋

全てのモノを失った日
－大切なモノを知った日

貴方を失った日
－貴方の大切さを知った日

私自身を失った日
－生まれてきた意味を知った日


人間は失ってみて、初めて
大切な何かに気付かされる